コロナがもたらした物―。『あらゆる格差』

今日は生徒さんと話しながら、学校が始まった今日。今と、これからどうなるのかという事について話しました。私の見解ではありますが書いてみます。

教育格差

教育格差は、もう完全に出来上がりましたね。 この数か月を味方にデキた子。ただウダウダして過ごした子とでは、もう知識量も応用力も随分差が開いたでしょう。
休学になる、ならないの前からも、もちろん格差は凄くありましたが、今回の自粛によって、まさにターボがかかったかのように、一気に差が開いた期間となりました。

ニュース等で時々取り上げられる 保護者のコメントを見ていると、勉強が不安…。こんなに休校期間があって、夏休みや冬休みを少し削るだけで大丈夫なのか? というコメントがありますね。

学校教育は、ガチでやれば、1学期で終わる様な内容を1年間かけて、かなり間を開けながら学習するので、学習スケジュール的に問題ありません。こと、修学旅行や音楽会・文化祭や体育大会などがなくなれば、さらに短縮できます。
なので、学校のスケジュールという意味では、学校の先生は再調整という意味では大変ですが、問題ありません。さすがに、今年は文科省も現場の先生達に、無理難題なスケジューリングを言ってこないんじゃないかと思います。

じゃぁ、何が格差の原因かというと、自粛期間での空白期間のブースト感ですね。
恐らく、普通にできる子は、もう教科書を貰っているなら、この自粛期間中に全て教科書の内容も終わらせてるでしょうし、さらに先の内容に進んでいるでしょう。
これだけ、期間があけば、さすがの勉強嫌いの私ですら、教科書の内容位なら概ね全て頭に入るでしょうし。
ゲームなんかしてたら、ダメですけど。

子供の教育格差は出ますが、それも数年で、いつもくらいの格差に戻ります。

問題なのは、大人の格差ですね。

仕事の格差

コロナによって、自粛し、リモートワークが定着してきました。
いわゆる、ホワイトカラーの人だけに限定された働き方ではあります。
現場で作業をしなければならないブルーワーカーとは違い、その変化にテレビも連日、リモートワークについての事が取りざたされます。

一見、ホワイトカラーの方が優位に見て取れますが、実は違います。

  • 不要な会議が無くなりましたが、リモートによって、別の不要な会議が増えました。気軽に会議がデキるからです。
  • 不要な出社が無くなり、朝と夜の移動時間の縛りがなくなりましたが『管理』という名の管理能力の無い上司からの過干渉が増えました。
  • 不要な出張が減りました。(これは良い事です(笑) これは逆に地方で遊べなくなりましたね)

そして『不要な人』が顕著になった事です。

コロナ効果というのは、良くも悪くも『格差を顕著化する』事です。

良くもというのは、これまでキッチリ仕事をこなしてきたけれど、あまり評価されてこなかった人によっては、AIによるモノも含め、システム的に評価されるようになると、表に数字として表されます。
埋っていた人が表にでてきます。
そして、逆に対して能力も無いのに、勤務年数だけ長いという理由で昇進した人は、淘汰されていく事になります。

日本の会社というのは、海外に比べて圧倒的に『不要不急の要素が多すぎる』事が特徴です。合理性に欠けるとも言えます。それが悪いという事ではりません。良くも悪くもです。

要素が多すぎるが故に、それは時に、鬱陶しい無駄な要素だったかもしれませんが、逆に大変な時に助け合ったりという面もあります。
最近の子は、あまりそういう面は好きではないかもしれませんが、社員を『ただの労働者』と見るのではなく、『家族の一員』の様に、時に叱咤激励があり、でも簡単に見捨てない…という文化がありました。
一緒に本音をいいやって酒を飲む事もあれば、殴られるという事もあります。(今ではパラハラですけど(笑))

しかし、グローバル化が進む中と、世代交代が進む事で、そうした日本文化は徐々に薄らいでいく中で、今回のコロナショックで、その辺の事が、かなり吹っ飛んだ様に思います。

役に立たない人材が誰か明確にわかる

デジタルの世界というのは、その本質は、それはそれは恐ろしいまでに合理的です。
人体の仕組みとよく似ています。

だから、そのシステムを使うという事は、それが顕著に表れるんです「不合理な人材は誰か」という事が。
業績が悪化していく中で、この「不合理な人材」つまりは、不要な人材は誰かが明確になれば、リストラ対象にしやすいんです。

大手企業になればなるほど、余力人材というのがあります。
これといって、生産性が無くとも、雇い入れてる人材です。 そして株価が危なくなってきたら、リストラの決行です。
よく新聞などにもありますよね。大企業が人事整理として、〇割カット と言われる。
その〇割というのが余剰人材ですね。

主に中間管理職アッパーが対象になります。『早期退職』という名目で。人件費も高いですし、一人の管理職を首にすれば、新人2,3人は雇えますから。

合理化するという事はこういう事ですね。そして、これまではある意味、マンパワーでやっていた管理職をシステムが一部代わりをする事によって、少ない管理者で、大多数の若い『労働者』を使う事が出来るという事にシフトしていきます。

これが、みんなが望んだ世界です。グローバル化という。

何が必要でなく、何が必要なのか

何が必要でない人材なのか。
というと、簡単にいえば、能力が無い… ですが、格差が顕著化する訳ですから、中途半端というと、申し訳ありませんが、とりあえず、出社して、言われたタスクをこなし、定時または、数時間の残業で帰る…というような感じの…。
もっと分かりやすくいえば、居なくても仕事の損失が殆どない人材という事でしょうか。

会社は、どの人材が抜けても、回る様になっていますし、そうしなければなりませんが、コアスタッフが抜けるとかなりの損失が出ます。
しかし、もしあなたが自分で考えて、自分が居なくても会社は何の損失も無いかも…と思うのなら、注意が必要です。
何より、自己評価は非常に甘いですから、その甘い査定でなお、必要ないかも…と思うなら赤信号ですね。

反対に、コアスタッフであるという事はどういう事か…というと、社内のという意味でいえば、その業務の基幹人材であり、少なくともその業務においてのプロである。事です。
そして、そこまで上り詰めなければなりません。

プロを目指すという事は、早く帰りたいとかそういう事ではありません。ご飯を食べる事を忘れる位に没頭して、気を失う位まで働き…といっても本人は働いてるという感覚はありませんが、ある意味常識は逸脱しているかもしれません。

少なくとも、私ですら、サラリーマン時代の残業時間というのは、大体平均して、毎月 200時間Overでしたから。
それでも、全く 苦 とは思いませんでしたが、あまりお家には帰ってないかもしれません。

会社のソファーで寝て、早朝に ビジネス街の温泉に目覚めのお風呂を入って、髭を剃り、服を着替えてまた通常通り働く。 2日に1回か、そんな感じで家に帰るという感じです。

そこには、上司に言われたからやっている仕事というのは、一部でしかありません。
どうやったら、会社の仕組みを変えて、より良くなるのか…というのを企画する為に、様々な検証をしたり、他社の運用や失敗例等を調べて、仕組みを作るという事。
上司からの仕事は、短時間にさっさと仕上げて渡し返してました。
あまりに、返すのが早いので、「ヽ(゚∀゚)ノ パッ☆って言ったら、直ぐできるやろ!?」 という印象を持たれてしまったので、返す時間を数日まで伸ばしてから返す様にしましたが…。

その様に、何でもいいんですが、その道を極めるというか、プロ的な思考に切り替え、指示を待つのではなく、自分を律して進めて行くという事が必要です。

同時に1つの事しかできないのではなく、1+α であり、2+α なスキルを持つ事が求められます。

また、社内人事以外では、さらにアウトソーシングが活性化されるでしょう。
高額なプロフェッショナルを必要としますが、必要な時に使う外部委託という意味で、高度スキルを持つ派遣社員の需要が増えてくるように思います。

正社員の数を減らして、派遣を期間雇用する。またはアウトソーシングする。
簡単にいえば、マクドナルド的な人事運用ですね。 ほとんどがアルバイトで運用されているような。

その為に、社内に明確なマニュアル化と、ワークフローの構築が必要です。

もし、私がサラリーマンだったら、社長が言う前に、その業務効率化の為に、その社内マニュアルとワークフローを企画、制作し、コアスタッフの一人になるでしょうね。

システムは恐ろしいまでに合理的ではありますが、創造性はありません。
問題解決力もありません。

これまでも、そしてこれからも必要となるのは、指示されるまで止まっている人材ではなく、自ら問題を提起し、解決の糸口を探し、突破できる実行力。経営を支援する事ができる社員じゃないでしょうか。

でないと、コロナショックで、ほんとにリストラ対象になるよ。

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