仕事の選択で迷った時に考えてほしい事

事業をしていると、色々な営業さんがオフィスにやってきます。
彼らの話を聞いている内に、人生相談になるケースがかなり多く、色々な不満や不安を話してくれます。

『営業』という職業という意味では、勿論それはあってはならない事ではありますが、営業である前に一人の人間。
人として不安を抱えるのは当然だし、少なくとも営業経験者で、会社では言えない事、考えが及ばない事を言える、相談できるという事で、私が役立てる事があるなら、それは私が世の中にできる貢献の1つかもしれない。
なのでHEARTSが疲れた営業さんがホッとできる場所であるというのは良いかなと思います。

さて、これは営業さんだけではなく、生徒さんもそうですが、現在の仕事に対する不満・不安というのは少なからずあると思います。

本当にこの会社でこのまま働き続けていいのだろうか? という不安
この会社に就職・転職していいのだろうか? という不安
この業界に入っていいのだろうか? という不安

人の不安というのは、欲望と同じで底が付きません。

そこで今回は『仕事の選び方』的な事を書いてみようと思います。

仕事=人生

『仕事は人生と同じ』こういう言い方をすると、仕事人間だからだろう?と思われるかもしれないが、そうではありません。

実際問題、定時で働いたとはいえ、8時間 1日の1/4を占めてる訳です。勿論 定時で終わる仕事なんてものはありません。少なくとも、通勤時間でその前後取られるし、出勤準備の為に男性なら髭を剃り、女性ならメイクもする。

残業もあるだろうし、仕事の質を高める為に学ぶこともある。同僚や会社の人間と飲みに行く事もある。嫌いな上司と飲む事もあるだろうし、取引先とゴルフに出かける事もあるかもしれない。
そうすると、実質 1日の半分は仕事関連で利用していることになる訳です。

そして、1/4を睡眠で消化すれば、あなたに残された時間はザックリ1日8時間。
その8時間の内、1時間ドラマを見て、食事をし、洗濯をし…今日の生活のフォローアップと翌日に向けての準備、ここに働きながら子育てされている方は、さらに子供の事に頭を使わなきゃいけない。

それほどまでに、仕事というのは、人生の中でシェアを占めている訳です。
仕事が辛いと感じるというのは、人生が辛いと言っているようなモノだし、仕事が楽しいというのは、人生を楽しんでいるとも言えます。

精々趣味が楽しいといっているのは、週末の数時間。
週末以外の時間を苦痛に過ごして、人生を楽しんでいると言えるのでしょうか。

なので仕事と向き合うというのは、人生を向き合うという事と同じくらいに大切なことだし、仕事を楽しめるように工夫する事も大切なのです。

好きを仕事にする?

就活中の学生はじめ、少し働いて何か自分のイメージと異なると、この仕事は自分に合っているのか?という事を思うと思います。

良く聞かれるのは「好きな事を仕事にするのが一番いい」なんて事を言われるし、それを理想論だと感じている人も多くいると思います。

私の結論を言いましょう。

『(趣味的な)好きな事は仕事にしてはいけない』

趣味が仕事になる。最高かもしれません。
でも、それはもはや趣味ではなくなっています。仕事です。

仕事というのは責任を伴います。

お子さんがいる方。例えば、おじいちゃん、おばあちゃんは孫を溺愛しますよね。
なんで、自分が子供だった時、こんなに甘やかさないで厳しく育てられたのに、孫に溺愛するし、プレゼントしまくるわけ??

と思ったりしませんか?

責任が無いからです。
純粋に可愛い!という気持ちだけを降り注ぐことができます。
でも、実際の親としては、溺愛しすぎれば性格が歪むし、プレゼントしすぎれば、貰って当たり前な子に育ってしまう事を阻止します。だから、我がままは許さないと思うでしょう。
しかし、祖父母は、たまになんだからいいじゃん!(´・ω・`) って感じで、溺愛感が半端ないですね。

つまり、純粋な好き(例:趣味等)を仕事にする(責任が派生する)を1つにすると、それはもはや趣味ではなくなります。
趣味とは好きな様にできるから楽しいのであって、やらなければならないとなれば、それが趣味的な行為であっても、嫌気は確実に発生します。

その嫌気をさらに大きく上回る愛情があれば、好きな事を仕事にしてもいいと思います。
結局、情熱がどこまであるのかが試されるという事です。

世の中の常識を鵜呑みにしない

上記のように、好きで仕事を選ぶ?選ばない?というような、世の中には適当なアドバイスがゴロゴロ転がっています。
他にも…

  1. 好きな事を仕事にすると考える(上記)
  2. 業種や業界で選ぶ
  3. 福利厚生で選ぶ
  4. 給与の多さで選ぶ
  5. 仕事の楽さで選ぶ
  6. 性格テスト・適正診断で選ぶ
  7. 人間関係で選ぶ
  8. 契約期間で選ぶ
  9. 雇ってもらえそうな所で選ぶ
  10. 社名のブランド名で選ぶ

等々…。 一見して そうじゃん!( ゚д゚ ) 何が悪いんだよ! と思われるかもしれません。しかし、この感覚で選ぶと、あなたにとっての『天職』しいては、仕事を楽しむ という感覚には出会えないかもしれません。

1つ1つに対して解説を入れると、このブログの記事が非常に長文になるので割愛します。
ただ1つ。まだ社会を知らない学生さんが良く利用する適正検査について1つお伝えしておくと…。

その精度の低さもさることながら、フローチャート的なアンケートに従わないと、自分自身すらも見えないのか? という事です。

人の個性や趣味嗜好。価値観というのは、そんな簡単なモノではありません。自分自身を知るキッカケに…と思うかもしれませんが、自分自身を知るのはそんな簡単な事ではありません。

本当の自分を知るというのは、自分の限界に到達した時に初めて『今(これまで培ってきた過去)』に少し触れられる位

という事です。ストイックな性格で、周りから死に急ぎ過ぎだと散々いわれて止められるような私であっても、未だ自分自身の事なんて分かりません。

( ゚д゚ )な~んにもわかんね。

死ぬその直前にもきっとわからないでしょう。
(´・ω・`) もっと●●できたんじゃないか… と何らかの後悔が残ります。
なので、私自信も、まだ自分に甘いなって思う事の方が圧倒的に多いのです。

『北斗の拳』に出てくる 羅王 はある意味、一番良い死に方です。
私もこう言って、人生全うしたい所です。 

なので、適当なアンケートや適性検査で、自分を知る事はできません。
その代わり、もしアルバイトをしているのなら、そのバイト先のお店。又は会社を乗っ取る位に働いてみてください。
バイトをしてない人は、どこでも就職して、限界を超えて働いてみてください。
そしたら『自分がなんたるか』という事が少しわかると思います。

また、給与の多い所で選ぼうとするのも良くありません。
少なすぎるのも問題ですが、給与の金額が上がれば上がる程、幸福度が上がるなら良いのですが、実際の所、人の幸せとは給与の額が上がっても、500万程度からはあまり上がらないという統計もあります。

年収1000万の人と年収500万の人。 年収が倍だからといって、幸福度が2倍になるという事ではないのです。
ワンボックスに乗っている人が、ポルシェに乗っている人に比べて不幸せであることも無いという事です。

仕事=人生なら、人生の幸福とは何かと考えてみる

仕事とは人生である。 という事を最初に言いました。
数学的に言うと、A(仕事)=B(人生) 
という方程式が成り立っている訳です。

では、 これを可変してみましょう。

A(仕事)=C(幸せな仕事・天職)にするには 

C(天職)=A(仕事)× ” X ” 

という X 要因が必要な訳ですね。
このX要因は、同じく Bに掛けて BXにすれば、幸せな人生  とも言えます。

ちょっと算数チックですが、ついてきてますか?

この X要因 って何でしょうか。

ちょっと考えてみてください。

X要因は色々ある

ちょっと考えてくれましたか?

では、X要因をいくつかご紹介します。

  1. 自由:その仕事に決定権・裁量権があるのか?
  2. 達成:前に進んでいるという感覚を感じられるか?
  3. 焦点:自分のモチベーションにあっているのか?
  4. 明確:ビジョンや評価はハッキリしているか?
  5. 多様:作業の内容にバリエーションがあるか?
  6. 仲間:組織内で助けてもらえる仕組みはあるか?
  7. 貢献:どれだけ自分の仕事が社会貢献になっているのか自覚しているか?

人それぞれに色々あります。それはその方の価値観が大きい訳なので、しっかり自分と対話してもらったらと思いますが、一般的に言えばこんな感じのモノです。

例えば、好きな仕事・業種であっても、常に上司からとやかく言われるような自由がなければ、好きな事であっても幸せは感じられません。

逆に、特に興味がない業種であっても、任せて貰える。裁量権があり、自由にできる。自分を支えてくれる仲間がいる、お客様から沢山喜んで頂けるという社会貢献を実感できる… という事であれば、きっとあなたは、その仕事を自分の天職だと感じます。

そして X要因 は職場や上司だけが与えるモノではありません。自ら作っていくモノです。
いいですか!。ここ凄く大事だからもう一度言いますよ。

天職になるかどうかは、自分で作っていくモノであって、与えられるモノではない

という事です。

環境が変われば何とかなるとか、会社が変われば…というのは、確かに1つあります。
しかし、多くの場合、キッカケではありますが、自分自身が変わらないのに職場を変わっても、同じ事を繰り返します。

転職して給与は上がるかもしれません。それで一時的に幸せは感じられます。
上がった! と感じている間は少なくとも。
でも、1年も経てば、その感覚はなくなります。

反面、職場を変えた方が良い。職種を変えた方がいい事もあります。
それは、X要因 をどうやっても生み出せない職場環境 というのも、また存在するからです。

その見極めは、やはり、自分の限界を超えた所まで行ってみないと見えにくいというのもあります。

しかしながら、多くの人は、自己努力をないがしろに、他力本願に今の環境を感情的に悪いと考えがちです。その前に、一度、相手(職場)を評価するだけ、自分はそこでベストな仕事をしたのか?限界を突破したことがあるのか? 本当に学ぶべきモノが無いと言い切れるのか?というのは自問してみてください。

自分の片鱗にすら到達してない段階で、相手を評価するのも自由ですが、それはただの逃げになっているのではないか? 
自分の未熟さを、他人の責にしていませんか? 
社長をクビにして、自分がトップに立って、責任を受け入れながら、確実に良い結果を出せると言い切れますか?

人には思い込みという何らかのバイアスがかかります。つまり思考の偏り・思い込み というモノです。
相手・職場が悪いと思えば、それを正当化する情報を集めようとするというのもそれです。

自分自身を正当化する事など容易い事です。
しかし、もっと大切な事は、自分に足りないモノは何か?を理解する事です。

そして、足りない事を恥じる事はありません。弱さを知る事が大事なんです。

距離を置く。自分を客観的に見る

日々の仕事の中で、変わらない毎日を過ごしていると自分を見失う事は多いにあります。
ですので、私も「あっやばいな」と思ったら、一人海の側にいって、ただボーっと見つめながら考えを整理します。

自分自身から、少し距離を置いて、客観的に第三者的に自分というものを見て、考えた時に、バイアスも全てリセットして、考えて、考えて、何日も考えて、それでも同じ答えに行きつくのなら、それがあなたの進む道だという事です。

それでも、それが正解かはわかりません。
やってみないと何もわからないからです。

他人の言葉はアドバイス程度に聞けば良いですが、そのまま自分のモノにしてはいけません。
勿論、このブログの私の記事もです。
考えるキッカケになればとは思いますが、これは私の人生の在り方の一部であって、決してあなた自身に100%フィットするモノでは無いからです。

何事も思考と行動の先に未来がありますが、安易な思考と行動は、良い未来を生み出す事はできません。
焦らず、シッカリ考えてみてください。

この人達の、仕事の X要因 って( ゚д゚ )

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