ルーティーンワークかどうかは、人次第

最初に入社した時、誰もが緊張で、その場の空気、作業の流れというモノを早く吸収したいと思います。
何をするにも緊張するし、余裕も無いし、どう動いていいのかわからない。
上司に怒られる云々もさることながら、何をしたらいいのかわからない…というのは往々にあります。

事前のマニュアルや業務フローが記載されているものを見ておけば効率も良いし、何をしていいのかわからない…という事は大分と軽減されるとは思いますが、中々そういった業務マニュアルが存在する所は少なく、現場で学べ…という1つの方法しか無いのが現状です。

現場で学ぶ事は大事ですが、それは子供に、教えてない科目のテストをいきなりやれ!というようなモノで、効率が良い習得方法とはいえません。

それでも、周りや自己努力で、おおよそ1年くらい経つと、凡その流れのような、職場の空気感も理解できるようになって、それ相応に立ち振る舞える様になってきます。

そして、全体の流れが理解できるようになって、ほぼ全体的に、習得完了… となった時、人はそれを『ルーティンワーク』と認識するようになります。

ルーティーンワーク

ルーティーン(ルーチンとも言われる) 【routine】
というのは、決まりきった仕事、日々の作業、繰り返し…、決まった作業、日課… 等の意味になります。

人は安定を求める為に、日々の作業、日々の日課、家事も含め、このルーティーン 状態になる事を目指します。
しかし、その目標となる業務の定型化が一定の水準に達して、それを繰り返していると、次は変化が無いという事での、やる気が失われていきます。

結婚生活でもそうじゃないですか?
最初は、この人と幸せになるんだ!というやる気に満ちてたかもしれませんが、いざ結婚して、日々の暮らしの中、大して変化もなく、ただ嫌な所(問題)を直視してしまって、なんでこんな人と一緒になったんだろ・・・ って思ったりって…。

なんて話は、私は良く聞きますが、皆さんはどうでしょうかね。

実際の所、 仕事 というモノと 恋愛 というモノは、非常に良く似ています。ほぼ同じと思ってもいいくらいに。
営業なんかでは、仕事を恋愛と例えろ。又は、恋愛の様に考えろ…なんて事は、まだ若い営業世代には教えられます。

『お客様を恋人の様に扱え』とね。

ちなみに、HEARTSでは、生徒さんの事を、プリンセスの様に 扱ってます。(男性の生徒さんも)
別に私は王子役じゃないです(笑)
ヒロインが困難に陥った時にヘルプする存在。

シンデレラだったら、魔法使い って所を目指したいと思うのです。(笑)
('A`) だから大阪弁でもええやん。

ルーティーンワークがもたらすもの

安定を求める為のルーティンワーク。
それは、ただ一律同様の作業という事だけでなく、それぞれにメリットデメリットがあります。

メリット

● 業務の効率化が図れるというのが大きな所です。
それは、定型化する事で、未来をおおよそ予測できるという事が大きいのです。
どれに、どれくらいの時間がかかるのかという予想が非常に立てやすいというのがあります。

● 集中力が上がる。
業務に常に判断を求められる仕事というのは、非常に頭を使います。
判断を下すという行為自体は、『Yes or No』で済む話ですが、責任をもって決断するという事になると、そのYesやNo が本当に正しいのかという、立証を自分の中で立てなければなりません。
後戻りが出来ないから、大きな金額が動いたり、何か失うものが大きければ、大きいほどに、その立証時間というのが必要となります。

しかし、ルーティーンワークは、そういうったモノをほぼ、排除した状態になります。
『決まった動き』な訳ですから、判断が必要ないという事になります。
頭で考える必要が無いため、作業に対する集中力は大幅に上がります。

昔の第二産業時代の在り方が、こうでしたね。
人を 機械的に動かす場合には必要です。

● 誰もが出来るテンプレート
このメリットは、企業側(採用する側)にとってですが、逆に従業員側にはデメリットになります。
企業というのは、常に人材管理、人材育成。 経費の中で、最も費用を圧迫している人材に対して、どの様に対応するのかというのを考えなければなりません。しかし、それを機械的に、合理性だけに特化して考える事はできません。
そこで、働いてくれている人材も、また個性を持ち、感情を持つからです。

とはいえ、業務の1つ1つに常に指示だしをしていては、上司の判断という時間を取られてしまい、上司自身もまた仕事ができなくなります。
これでは、何のために人を雇っているのか訳がわかりません。

また、人の生活という面で、生活スタイルの変更。例えば結婚や病気、介護・・・等色々な要素によって、生活スタイルは変更します。
そこで、去っていく人間、入ってくる人間、そういう一人ひとりに対応しようと思うと、その人でないとデキない仕事というのは、問題があり、企業としての全体の生産性を下げてしまいます。場合によっては、止まってしまうという問題もあります。
それに対応するには、従業員の働き方に依存しない仕組みが必要であり、その為に定型化するという事にもなります。

デメリット

●マンネリ化
安定と効率化を求めて手にしたルーティンワークですが、それが長く続くと、次は『マンネリ化』が発生します。 毎日同じ事をしていると、目標が何だったのかというのを忘れがちです。
何より、ルーティーンとはいえ、日々色々な問題が発生する訳ですから、それに対応しようとしていると、元々の目標を忘れてしまうというのは、当たり前の事です。

これに対応する為には、自分の日々の仕事が、何のために行われるものなのか?という事を、自問自答する事もそうですが、組織としても、思い出すという事は必要です。
それが、一般的には朝礼だったり、終礼だったり、全体会議やミーティングだったりする訳です。

『どの様に?』は少し頭を使えばわかりますが、『なぜ?』はさらに深く考える事が必要です。
そして、人は『なぜ?』を自分の中で解消しなければ、なかなか行動に移す事ができません。

●自分の存在意義
誰もが出来る、という事は、逆に捉えれば『私でなくても、いい。』という事になります。
人は誰しもが特別な存在です。 仕事の如何に問わず、その業務レベルが何であっても、事、自分自身というのは特別な存在です。

そんな特別な自分自身が、別に誰もできる、誰でも代わりが利く仕事を毎日やり続けていると、さらにマンネリ化を産み、仕事への熱量が殆どなくり、ただ給与を貰う為という目的の為に動く事になります。
仕事へのやりがい等、当然ありません。

ルーティーンと感じるかどうかは、捉える角度による

話を恋愛に戻してみましょう。
最初は好きだった(まぁそれなりに…)とはいえ、年月が過ぎる中で、マンネリ化していきます。
極端かもしれませんが、サザエさんのような昭和時代の場合、それこそ『飯』『風呂』…という言葉だけのコミュニケーションという事になると、当然奥様としては、別にあなたの奴隷じゃない。
私でなくとも、誰でもいいじゃない…。という風に思うと思います。

では、そんな夫婦関係をよりアクティブにするにはどうしたらいいでしょうか。

私なりの考えでは『お互いに敬意を払う』という事です。
やってもらって当たり前とは、決して思わない事。
日々の感謝を何らかの形で提示する事。

色々あるとは思いますが、絞るとこんな感じかなと思います。

そうすると、どうでしょうか。
奥様もまた、日々のタスクに対して、相手の事を思って、よりよくありたいと努力するかもしれません。
もっと笑顔になってもらいたいと、考えるかもしれません。
プレゼントの具体的に何かが欲しいというよりも、感謝を形にしてもらえる(例えば手紙や、花でも)と、それだけでも大分と、心救われるんじゃないでしょうか。

では、それを仕事に切り替えます。

上司は、上司としての職務は勿論、多大にあります。それが相当に困難な壁を超える事も、頭を上げる事も、色々なストレスに対応する事もあると思います。
それでも、守るべきものがあります。
あなたの部下 です。(つまり仕事上での、あなたの子どもです)

家庭でも、仕事でも、子供というのは、何も知らされていません。
知らされてない。知らないから、自由気ままに好き勝手考え、好き勝手不満を言い、好き勝手我がままを言います。職場でも、部下に伝えなければ、当然好き勝手動くんですよ。

それを効率を上げるという事だけ、またはコミュニケーションをしっかりと取れてないと、どうなるでしょう。
結果的に『やってもらって当たり前(振った業務をやって当たり前』という思考に陥れば、感謝も敬意もあったもんじゃありません。だから、それを形に出す事もなくなり、だたモンモンとなりますよね。

で、何が起こるかというと
上司サイド… 言わないとやらない。言われた事すらままならない。 努力しない。頭使わない!

部下サイド…何が評価されるのかわからない。教えてくれない。考えても、違うと言われる。話も聞いてもらえない。ただ怒られる。

という悪循環まっしぐらなのです。
もう、こうなっては、世の中にある仕事改革なんていう、机上論では当然対応できません。
なのに、上司は机上論で対応しようとするから、余計にかみ合わない。

まさに、ブレーキを踏みながら、アクセルベタ踏みしてる状態で、いつか爆発します。

ルーティーンは、それ自体が良い、悪いという事ではありません。
捉え方一つ。良好な噛み合わせさえすれば、良いのです。

部下に感謝する事も。 上司の意向を理解しようとすること。
それもまた、ルーティーンの1つの要素に入れたら、良いと思います。

ルーティーンワークの本質(初心に戻る)

ルーティーンワークは、安定性・集中力といったメリットがあります。
安定しているというのは、安定しているから、それで良いのではありません。
安定しているからこそ、次の不安定な要素に取り組むための時間等の資源を活用できるという事です。

安定して、そのまま放置しておけば、いずれそれは時代の変化に合わなくなって無くなるかもしれません。
自分が変わらなくとも、周りが変わる訳ですから、自分自身もまた成長し続けなければならない訳です。

さて、日々の仕事と向き合う自分…という目線で見ると、それはまさしくルーティーンなのかもしれません。
しかし、お客様から見れば、それは初めての経験、初めての体験です。

例えば、小学校1年~6年生。子ども達にとっては、毎回、毎年 その全てが異なる事です。
でも、そこで働いている先生達にとっては、何年いても、それ自体の変化はさほどありません。
もちろん、時代と共にカリキュラムが変動するのはありますが、そういう上辺の変化ではなく、自分自身の成長という本質においては。

さらに、学年もさることながら、1年間のルーティーンも同じです。同じ時期に運動会があり、同じ時期に音楽会があり、入学式・卒業式・定期テスト・・・・。

一般企業でも同じです。
社会の仕組みが変わらない限り、社会の価値観が変わらない限り、これはずっとこのままです。

初心に戻る。ルーティーンの本質とは何か。それはルーティーンで無いという事を知る事です。

入社当時、最初に一生懸命覚える事で一杯だった。事に戻れという事ではありません。
今、これまでの経験と知識をもって、入社してきた時に思った「こうなりたい」「ああしたい」という想いを忘れない様に考える。

作業自体を、大きく変更する事がないかもしれません。
今、安定しているなら、今だからこそできる「もっと効率を上げるにはどうしたらいいのかな? どこの工程を変えればいい?」と考える事です。

今日出勤した自分というのは、少なくとも昨日までの経験と知識を持っています。
昨日のあなたから、業務を引き継いだ訳です。
今日の結果を出せるのは、紛れもなく、今日のあなたしかいません。

会社に入る時、入社前、直後でもいいです。 こうありたい!こんな私でありたい!こんな仕事をしたい!という事を今一度思い出し、それを今の経験と知識で実現させていく。

今日よりも、明日さらに素敵な自分になる為に、今できる事が何なのか?

という考えが普通なら、少なくとも、マンネリ化…なんてしてる暇は無いと思うんですけどね。
そうでないなら、100年働いても、何も変わりません。

結局は、意識次第なんです。

漠然と、旦那の為に、ごはんを作る。適当に食わせておけばいい…なら効率性を考えれば、毎日カップヌードルでいいんです。

追加材料は、お湯だけ。水道とティファールがあれば、トータル5分で終わります。食器を洗う必要すらありません。

でも、もっと健康的であってほしい。もっと美味しいものを作ってあげたい・・という意識があれば、そうはならないと思います。

常に代わり続ける。さらなる高みを目指す。 それがルーティーンの本質です。
決して、楽する為とか、目先の生産性を上げる事ではありません。

まずは、ルーティーンを目指し、そのルーティーンを活用して、さらに高みを目指す。

これがルーティンワークの本質。 そして初心に戻る という事です。

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