リーダー不在の世の中

Facebookを閲覧頂いている方には、ここ数日、私がリーダーシップの講座の資料が出来た~などと書き込んでいるので、ご存じの方かもしれません。その流れでのBlogです。

リーダーとは上司ではない

仕事上での上司というのは、世の中に五万といる訳ですが、どの時代であっても、どの職種であっても、リーダーというのは常に不足しています。

リーダーというと『人の上に立つもの…』 というイメージが強いと思います。
そこを勘違いしている人が多い。

リーダーとは、一言でいえば『導く存在』ではあるけれど、これを誤認して理解している職場や人が多いのも事実です。

導くというのは、何も上から目線で指示をしたり、命令を出したり、激怒して連れていく事ではありません。

つまり、こんな『怒り』の感情で人を指示するというのは、とてもリーダーとは言えない訳です。

実の所、私がまだ若かれしころ(‘A`) 20年前…(‘A`)…。
当時から、経営者になりたいという想いがあり、自分で学んでたわけです。ちなみに経営者になりたかった理由というのは、社長とか金持ちになりたいとかという理由ではなく、従業員としての枠外の世界を知りたいという事が理由だったんです。

そんな時に、一番最初に自分自身と戦う事になったのが『感情の抑止』という事です。
今どきの言い方をすれば『アンガーマネジメント(怒りのコントロール)』という事です。

もともと、熱くなりやすい性格だから、感情の抑止というのはなかなか自分との闘いの中でも結構ハードな課題でしたが、今では、あるポイントを除けば、概ねコントロールできます。

感情のコントロールというのは、何も抑えるだけが目的ではありません、必要な時は、高揚させる事も、あえて怒りを生み出して、力に変換する事もします。

いつも言いようで恐縮ですが、『●●が悪い』という事ではないのです。それを自分が管理できているか…という事が重要なんです。

リーダーは導く者。だから感情で怒りを爆発させる事ではありません。
それは、導きとは異なるからです。

リーダーとは職場だけで必要とされるものではありません。
一番身近なリーダーとは、親御さんです。

『子育ての目的とは、子どもが自律し、社会のシステムで円滑に動ける様に支援、教育する事』 です。
だから、周りが塾に行ってるから、塾とか・・・そういう事でもなければ、愛情は大切ですが、自己欲求を満たす為に可愛がるという事ではありません。

父親として、母親として、子どもにリーダーシップを持って接していくことが大切です。

リーダーとして必要な要素

要素という言い方をすれば、多様にありますが、厳選して最低限度必要な事を書き出すとこうなります。

  1. いつでも連絡・相談できる状態にある。
  2. 自分の仕事・タスクはきちんと滞りなく行う
  3. 行動が一貫している
  4. 秘密を守る
  5. 公平である
  6. 正直である
  7. 部下を守る(子供を守る)
  8. 素直である
  9. 約束を守る
  10. 話を聞く

こういう人物は、性別年齢関係なく、信頼できます。
信頼できる相手だからこそ、ついていきたいと思いますよね。

さて、この10カ条の中に、命令を下すというのは無いですよね。
指示を出せというのもありません。

リーダーとは、相手に対して脇役の存在なんです。
どちらかというと、同等又は、下に居るくらいなんです。
部下や後輩、引っ張る相手が主役であって、自分は二の次という存在。

これがリーダーというポジション

このリーダーシップというのは、後輩だから持っておかなくていいという事ではありません。
自分が一番下っ端の状態であっても、時に上司を引っ張る必要がある訳で、誰がも持つ必要のあるスキルです。

何故なら、リーダーシップは、人を導くという事であり、それをさらに深く言えば、「人を動かす力」だからです。

例えば会社だったら、営業部だから必要とか、経理部だから必要ないという事でもありません。
経理が営業を引っ張る事もある。
管理部門が経営サイドを引っ張る時もある。 
引っ張るだけじゃなく、相手に力を発動してもらわなければならない事は、チームとしての戦略としては当然に必要な事です。

それを家族のレベルで言えば、子どもに何かをしてもらう時。勉強させたい時… 相手に自分の願いを共にかなえてもらいたい時に使うスキル。 これがリーダーシップの力という事になります。

リーダーが不在。ゆえに社内改革はうまくいかない

リーダーは、こうした相手の力を使う。相手を導くという スキル全般を指す事になりますが、相手を誘導できないという事で起こる問題は色々あります。

例えば、今の場合だと「働き方改革」というのが変化という意味では有名ですが「改革」「改善」「変化」というのがあります。

『変化』とは『動き』を伴います。
 そして『動き』とは『抵抗』を生みます。

この抵抗とは、現状を保持しようとする動き。
それは、とある問題かもしれませんし、変化を受け入れたくない人かもしれません。

人でない問題というのは、どちらかというと、簡単にクリアできるんです。
そこに人が絡んだ瞬間、問題とは解決不可能な領域まで根深いものが多くあります。

例えば、今、この世の中をより良くしたい、みんなが幸せになるように。
世界の平和と安定。 全ての動植物との安定・・・・

を望んだとしましょう。
それは、実の所、さほど難しくありません。非常にシンプルに解決できます。

でも、それを邪魔する人たちが非常に多い為に、それはデキません。
既得権益もそうです。 

平和を望んだ所で、戦争には、莫大の利益が生まれます。
より良い環境、ゴミの無い汚染されない水質の反対に、環境ビジネスというのが生まれます。

以前のBlogでも、書きましたが、善と悪は 表裏一体のモノ。どちらかを増大させれば、その反対も増大します。

ちょっと、、、話飛びますが。

欲望というのは、尽きる事がありません。

それは、まるで海の塩水を飲むような感覚だと私は考えています。
普通は海の水は飲まない。
それでも、船が沈没して、1週間も漂流してしまい、もう何かを飲まないと死んでしまう…となれば、目の前にある海水に手を出す事もやむなしと思うと思います。

一度飲めば、一時的な水分補給にはなりますが、塩分過多により、浸透圧の関係で、細胞内からさらに脱水症状を加速させます。
飲めども、飲めども一向に渇きからの呪縛にはまってしまう。

贅沢も同じで、贅沢で生活水準を上げれば上げる程、もう下げる事はできません。ある意味の中毒症状の状態です。

では、どうすればいいか…。

皆さんは、海水なんて飲みませんよね。喉が渇けば、水を飲みます。
何も入ってない。純粋な水。

適度な水分を摂取するだけ、さらに欲しいと中毒になる事はありません。

欲望をコントロールするには、欲望を持たない事です。
我慢するとかではありません。そもそも必要ない…という状態にある事。
今の段階で満たされていると理解する事。これが中毒に陥らない最善の方法です。

で、お寺の話みたいになりますが、科学的に考えても、物理法則にのっとって考えても、こうなるんです。

話戻します・・・・。

この様に、抵抗勢力と向き合う必要が出てきますが、最初にいったようにリーダーというのは、相手に寄り添う事が必要です。
寄り添っている内に、リーダーが相手の世界に飲み込まれるというのが、一般的なパターンです。そして、改革ならず・・・という所です。

社内のリーダーがうまくいかないのは、こういう原因です。
これが、社外の人間だと、飲み込まれにくいのでうまくいく事もあります。

何よりも、導く為には、時に戦い。時に誘惑とも戦い。買収を持ち出してくるかもしれません。
そんな時に、自分の感情をコントロールして、目的の地を見失う事なく、リード(導く)事が出来る人間が、本当のリーダーシップのスキルを手に入れる事ができます。

結局の所、戦うのは、相手ではなく、自分の感情との闘い…という事ですね。

最初に書いた様に、感情のコントロールがいかに大切なのか、分かってもらえましたか?

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